Roundtable discussion

海上職+陸上職クロストーク

働きやすさのリアルと
これからの私たち

2025年、ENEOSオーシャンから分社して誕生したNYK Energy Ocean。
これを機に、働き方や制度を大きく見直しました。
そこで今回は、海上職 2名と陸上職 2名に集まってもらい、「働きやすさ」をテーマにクロストークを実施しました。

海上職+陸上職職員画像
R.Tさん画像

R.T.
一等航海士
総務人事部 人事グループ
2007年入社

S.M.さん画像

S.M.
二等機関士
総務人事部 人事グループ
2019年入社

S.Yさん画像

S.Y.
LPG船部 運航管理グループ
2024年入社

T.H.さん画像

T.H.
経理財務部 経理財務グループ
2025年入社

※入社年は、当社の前身の会社における入社年です。
※本情報は2025年10月時点の情報です。

Chapter 1

フレックス、リモートワーク、ワーケーション。
柔軟に働く制度の使い方

R.T.

フレックスタイムやリモートワークなどの働き方制度は、みなさんどんなふうに活用していますか?

S.Y.

私はLPG船部の運航管理ですが、外出があるときは、午前中はリモートワークをして、そのまま直接外出先へ向かうことが多いですね。フレックスタイムで遅めに始めてそのまま外出して帰ったり、逆にちょっと早めに始めて外出先からそのまま直帰することもあります。リモートとフレックスは、割ともう日常的に使っています。

T.H.

経理財務部でも、いまはフレックスがすっかり根付いていて、「なかった頃が考えられない」くらいです。家が会社から遠いし、妻も働いていて、子供の学校や学童の迎えにいかなきゃいけない。リモートワークでだいぶ助かっています。

R.T.

このメンバーだとまだ介護をしている人はいないと思いますが、もっと上の年代になると介護する人が出てくるので、朝早くリモートで働いて介護で中抜けして…という働き方もできているみたいですね。
私はフレックスを利用して、半年間、学校で学んでいました。午前中にお休みいただいて学校で学び、午後はちょっとずらして15時から半日分だけ働いて。フレックスは自主的な学びにも使えると思います。

T.H.

コアタイムのないフレキシブルなフレックスだから、人によっていろいろな使い方ができますね。ワーケーションは誰もやったことないですか?

S.M.

ワーケーションは、リモートワークと組み合わせて活用したことがあります。いま単身赴任中なのですが、地元に帰って妻や子供と1週間程度過ごしました。やはり仕事をしながらでも地元に帰れるのは非常によかったです。

R.T.

全国各地に住んでいる船員さんが一時陸上勤務をするときは、ワーケーションと相性がいいですよね。

S.M.

海上職の陸上勤務は2、3年の短い期間だから、小中学生ぐらいのお子さんがいたらわざわざ転校してまで家族で横浜には来られないと思います。ワーケーションは、「海上職の陸上勤務あり」という社内ルールにすごくマッチしていて、働きやすさに繋がっています。

Chapter 2

休みは取りやすい?連休はどのくらい取れる?

S.Y.

LPG船部は有給休暇は取りやすいです。休む際は引き継ぎが必要になってくるので、土日を挟むときの休みの日番は「お互いさま」という感じで引き継ぎます。同じ日に全員休むことにならなければ、基本取れないことはないですね。

T.H.

経理財務部は、やはり月初が月次決算で忙しいのですが、月後半はみんなタイミングみながら積極的に取りましょうという雰囲気になっているので、取りやすいかな(笑)。

R.T.

お盆の時期は、年休を3日以上取得すると支給金が出る連続休暇制度を利用する人が多いですよね。それを使って遠くに行ったこととかありますか?

S.Y.

今年は沖縄に行きました。海外にも行けそうですよね?

R.T.

行けますね。私は去年、シルバーウィークと組み合わせてヨーロッパに行きました。休もうと思ったら、ちょっとやりくりをして1週間単位で休めました。

T.H.

前職も経理関係でしたが、当社のような年休取得奨励日はなく、連休前後に有給休暇を使うメンバーと調整が必要で、連休と有給休暇を連続して取得するのがなかなか難しかったです。会社として一斉に休暇を取得できる日があるのは本当にいいですよね(笑)。

※2025年実績:5月2日(金)と9月22日(月)の2日。社員が計画的に年次有給休暇を取得できるよう、会社が特定の日を設定して休暇取得を推奨しています。

S.M.

「ここが休みだったら、もっと長い連休になるのにな…」という日、例えばゴールデンウィークの谷間などに年休取得奨励日が設けてあるのは、とてもありがたいですね。

R.T.

確かに。何かないと、「休んでいいかな?」って遠慮しちゃいますが、年休取得奨励日なら気兼ねなく休めますね。

海上職+陸上職職員画像

Chapter 3

仕事とプライベートの両立。
子育て世代のワークライフバランス

R.T.

プライベートと仕事の両立はできていますか?まずは子育て世代の人から聞いてみようかな。

S.M.

いまは単身赴任ですが去年まではこちらに家族で来ていて、そのときはフレックスやテレワークを使って子育てがかなりできていました。「この日は子供の行事があるのでテレワークにします」「子供が熱を出したので半休もらいます」などの申し出を快く受け入れてもらい、「仕事しながら子育ても十分できるな」と感じました。その間、妻は育休中で共働きではなかったものの、仮に共働きだったとしても、十分に成り立つと感じました。
またENEOS オーシャンの時代から、海上職が育休を率先して取っています。つねに誰かしらが育休中くらいの勢いで浸透していて、期間も半年とか1年のけっこう長い期間。これは、船会社の中でもかなり珍しいほうではないでしょうか。海上職は元々3か月くらい休みに+αするだけなので、やりやすいのもありますね。

※ ENEOSオーシャン当時含む

R.T.

確かにそうですね。海上職のみなさんは船に乗っている間は家族と離れるので、子供に手がかかる時期に一緒に過ごせるのは本当にいいことだと思います。

S.Y.

みなさんは仕事のことを考えて休日を過ごすことないですか?

R.T.

船は土日とは関係なく走っているので、確かに土日になる仕事もあります。その場合、代休は取っていますか?

S.Y.

土日対応したときは、1分単位で残業をつけています。だから、「土日対応したら損だな」というのは全然ないです。それに普段フレックスを使ったり、中抜けして病院へ行くなどしているので苦になりません。

R.T.

船員の配乗を担当していますが、アメリカだと昼夜逆なので「いま電話したいな」と思っても時間をズラしています。それで休日対応をしても平日にちょっと休んでいます。

T.H.

経理なので、みなさんと違って忙しいときは経理財務部全員が休日出勤します。でも基本、土日は子どもの野球に付き添っています。私もコーチを任されていて、けっこう楽しんでいます(笑)。

R.T.

いいお父さんじゃないですか!

Chapter 4

各部署の風通しと人間関係は?

R.T.

土日以外に休みを取ったり柔軟に働くには、周りとの人間関係が重要ですよね。みなさんはその辺いかがですか?

T.H.

経理といっても個人プレイはなく周りとの連携が必要ですし、対話しないと1人で解決できないことが多いです。やっぱり顔を合わせて話す、顔がわかる人と話せるのは仕事を進めるうえでやりやすい環境ですし、お互いの理解が深まると思います。
私の場合、前職が5、6千人規模の会社だったので、社内で他部署の人から初めて連絡があるときは、「お疲れ様です」ではなく、「お世話になっています」から始まることが多く驚いたことがありました(笑)。

R.T.

社内同士なのによそよそしい…みたいな。

T.H.

みなさんと顔を合わせて話して、リモートであっても相手の顔を浮かべながら、相手がどういう仕事や相談なのかをくみ取りやすいです。

S.Y.

LPG船部は、部長やマネージャークラスにもどんどん質問していけるし、上もメール1つ1つをしっかり見てくれているので、特に新入社員や若手が聞きやすいです。

S.M.

他の部署の雰囲気はフリーアドレスじゃないとなかなか分からないですよね。

R.T.

確かに私もフリーアドレスになって他部署の空気感が分かるのがいいなと思いました。フリーアドレス、最初はちょっとびっくりしましたが、慣れたらそれが当たり前ですね。

T.H.

久しぶりに会う人の隣に座って仕事以外のことを話したり…。それもいい時間だと思うんですよね、個人的に。

S.M.

業務上あまり関わりがなくても、近くに座ったら喋りますね。これはフリーアドレスのいいところかと。
一度退職した人が戻ってくる「ウェルカムバック制度」を利用したT.H.さんは、実際に戻ってみてどうでしたか?

T.H.

そうですね。戻るまでは「どう思われるかな…?」と不安でしたけど、全然そんなことなく、みなさんから、「また一緒に仕事できてうれしい」と言ってもらえてうれしかったです。戻ってすぐ決算やらせてもらいましたし(笑)。

S.M.

そのうち「全然、違和感ないね」って言われて。

R.T.

いや本当に馴染んでいましたよ。「そういえば前からいたっけ」「いたよな」みたいな感じで。

T.H.

それぐらい自然に受け入れてもらえました。とても働きやすい環境だと思います。

R.T.

いったん外の世界を知ってから帰ってきて、改めて自分の会社見て何か違いますか?

T.H.

やっぱり違いますね。この会社のいいところ…こうやってみなさんと分け隔てなく喋れるとか、顔合わせて仕事ができる環境とか、あと仕事終われば一緒に飲みに行けるとかがあって、改めて「ああ、やっぱりいいな」と思いました。一方で、転職したことで外から見て気がついたことや、新しい視点で見ることもできるようになって、「いいことは残しながら、見直すべきことは見直して、もっと会社のこと良くしたいな」という思いもありました。

R.T.

ありますよね、ちょっと違う視点。ずっとそこにいたら気づかないことが、離れることで見える。

T.H.

そう。だからフラットに見ることで今まで見えてなかったところが見えました。そこは良かったなと思います。

海上職+陸上職職員画像

Chapter 5

それぞれのキャリア形成と成長

R.T.

みなさんは当社でどのようにキャリアアップしよう、成長していこうとイメージしていますか?

S.Y.

もともと「海が好き」というシンプルな理由だけで海運会社に入社したので、周りの英語を学んでいた人や海外志向の人たちに比べて、語学力に大きな心配がありました。最初は翻訳を先輩に聞きながら英語でメール対応などやってきましたが、いまは翻訳を見ずにそれなりにできるようになりました。そこから自分も海外志向が強くなってきて、もっと成長していきたいと考えています。

T.H.

英会話研修がありますよね。私は2回受けましたが、まったくできないところから全額会社補助で行かせてもらいました。

R.T.

日本郵船グループ社員向けの研修もあって、いま人事のほうからどんどん発信してもらっています。
英会話もレベル別でありましたし、簿記などの実務的なものもありました。S.Y.さんもぜひ、受けてみてください。

S.Y.

はい、チェックします。

R.T.

研修といえば、当社には若手社員向けの乗船研修がありますね。S.Y.さん、参加されてどうでしたか?

S.Y.

訪船して動いてない船を見学したことは何度かありましたが、動いている船に乗って、実際の景色を見るのは初めてでした。船の動静はいつもメールで確認していますが、現場では実際にどんなことが行われているのかを文字じゃなくリアルで見たのは、オペレーションやっている人間としてすごくいい経験でした!

R.T.

ちょうどこの前、SUNNY VISTAが内地に帰ってきて、「いい機会なので」とキャプテンが声をかけてくれました。やっぱりオペレーターさんは普段メールのやり取りが多いので、動いている船に実際に乗るとイメージしやすくなるのかな。働いている人たちの顔が見えて。

※当社のVLGC船。

S.Y.

それは本当に思いました。けっこう同期入社の海上職員たちも乗っていて、そこもすごくよかったです。

S.M.

同感です。入社後すぐに海上職と陸上職が一緒に1か月くらい研修を受けますが、それ以降は接点がなくなってしまう。でも訪船や乗船研修で会えると、お互い「おっ、久しぶり」となって同期の絆を確認できるというか。

R.T.

同期とのつながりは大切ですよね。S.M.さんは海上職から陸上勤務で営業部門と総務人事部を経験していかがでしたか?

S.M.

私は数年船で働いてから原油船部に約1年いて、いま総務人事部にいますが、どちらもたくさん学ぶところがありましたし、「こんなことしていたんだ!」と驚きました。
はじめは「NORってなんだ?」「レイキャンって何?」という感じで、知らない言葉だらけでしたが、「実際やってみないと分からないな」と思いました。船員によっては陸上勤務をあまり好まない人もいますが、やってみると視野が広くなります。何事も経験ですね!

※ENEOSオーシャン当時
※NOR:Notice of readiness 荷役準備通知書。
※レイキャン:Laydays and Cancelling Date 荷役開始可能期間。

R.T.

海上職もずっと現場にいるよりは、時々陸に上がることで「会社で何が起こっているか」「船を取り巻く人たちがこんなにいるんだ」と分かってくるのがとても大事だと思います。船しか知らなかったら、やっぱり視野が狭くなっちゃいます。
私も陸上勤務は今回で3回目です。毎回違う部署に配属されるので、そのたび転職したような感覚になります。1回目なんて「電話どうやって取ろう」「名刺交換どうやるの?」というところからでした。

S.M.

めちゃくちゃ分かる!私も前の部署に同じ年の人が何人かいたのですが、「なんだか自分とはレベルが違うぞ?」と思いました(笑)。お客様との電話のやり取りを聞いていると、スラスラと難しい言葉が出てきて言葉遣いも丁寧で。「すごい!」と思いました。

R.T.

社会勉強になりますよね、船員にとって。

Chapter 6

性別・国籍などの多様性を認め合う働き方。

T.H.

R.T.さんは女性航海士として一航士までキャリアを築いてきましたが、女性のキャリア形成についてどう考えていますか?

R.T.

私が就職活動していた頃は、まだ女性船員の採用は多くなく、外航船社では大手海運会社に限られていました。そんな時代に中小規模の会社で初めて女性船員の採用を決めてくれた会社に、私は恩を感じていて…。やっぱり当時のあの状況での採用はとてもうれしかった。その後、会社の合併や分社で組織自体が変わっても、「この会社でずっと働きたい」と思ってやってきました。

S.M.

船の設備的にも問題はないので、これからどんどん増えていくはずです。

R.T.

うん、そうですね。育児休業制度もだいぶ整ってきています。これから産休・育休に入る船員も出てくると思いますが、そういうライフイベントを通過する女性がキャリアを形成できるのは大事なことだと考えています。転換期を迎えたこの会社なら、これからのスタイルを作っていけるのでは…と思いますね。

S.M.

出産を控えた女性船員が陸上勤務に切り替えて働くなど、会社が柔軟に対応していくことで、これからますます女性が活躍してくれそうですね。

R.T.

そうですね。あと多様性といえば、私はシンガポールオフィスで働いていたことがあります。当時13か国ぐらいのナショナルスタッフで、日本人はそのうちの1つ。だから本当に違うことが当たり前で、日本の常識がまったく通じなくて最初は面食らいました。
船でも外国人と一緒に仕事しますが、基本的にトップダウンの形なので命令系統がきっちりしています。でもシンガポールはそれとも違う。「私はこれをこうやるのは嫌だ」と言うんです。だからみんなの話を聞いて、「やってみてダメだったら変えようよ」と声をかけながら進めていきました。あれはいい経験というか…視野が広がりました。

S.M.

海上職も外国人と働いていますが、普段は「イエッサー」の世界ですから。

R.T.

そうなんですよ。シンガポールは文化も違うし宗教も違うので、それぞれのお正月があってその日は祝日です。それぞれの文化を尊重している感じなので、あれはぜひ経験してもらいたいです。シンガポールオフィスへの研修もあるので、若い方は一度、行ってみてほしい。

海上職+陸上職職員画像

Chapter 7

それぞれの「この会社で働き続けたい理由」。

S.Y.

この会社で働き続けたいと思う理由は、もうシンプルに楽しいからですね。船、海、大好きですし、英語も成長しているなと実感していますし、それに勤務年数が上がるにつれて、行ってみたい部署、やってみたいことが見えてきました。どんどんやりたいことが増えてきたから「働き続けたい」という感じです。

T.H.

私もそうですね。ウェルカムバックで戻ってやりたいことが見えてきたこと。そして、会社が新しくなったいまこそ、自分で考えて自分でやりたいことをやってみたいです。みんなで会社をゼロから作り上げていくのは、とても楽しいことだと思います。そういう会社の文化を作っていきたいなと思っています。

R.T.

そういえば先日、MVVタスクチームの発表をしたのですが、あれもすごくいい経験でした。いろいろな部署の人と自分たちのこれからと会社について話ができて、とてもおもしろかった。経営陣との対話もありましたし。

※M=ミッション(使命)、V=ビジョン(理想像)、V=バリュー(価値観)。企業や組織が成し遂げたい目標、目指す方向性、そして大切にする価値観を定めたもの。

S.M.

私もMVVのアンケートで意見を出したのですが、みなさんの思っていることと方向性が同じだなと思いました。役員の方を含め、みんなで1つの方向に向かっていることが感じられてすごくよかったです。

R.T.

そういう意味でも、「いま」はなかなか得られない貴重なチャンスだと思います。海上職も陸上職も意見を出し合って、もっと働きやすい海運会社にしていきたいですね。

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